ハウスキーパーはSっ気同級生の豪邸で…


次の日学校

「えっ、マジ?」

「ああ二人とも彼氏いないらしいぞ」

「何情報?」

「滝野情報」

「じゃあ間違いないかな……彰、どうやって誘う?」

「やっぱ遊びに誘うだろ」

「どこがいい?響也もくるだろ?」

「俺?4人でいいんじゃね」

「響也も滝野と来いよ、何気にお前助けてるし」

「でも、関根にバレた時やばいし」

「告られてはないんだろ?」

「ああ」

「勝手に関根がいってるんだからほっとけばよくない?」

「いや、俺はいいよ4人で行ってこいよ」

「よし、じゃあ彰行くか」

「おう」

幹太が声をかける

「大木、小山、ちょっといい?」

二人は顔を見合わせる

「いいけど」

4人は廊下に出ていく



「今度の日曜日?」

「うん、予定ある?4人でどっか遊びにいかね?」

「千波、用事ある?」

「私はないけど、千尋は?」

「とりあえず親に聞いてからでいい?予定あったら無理だし」

「うん、じゃあ返事ちょうだい」

「わかった」

教室に戻る

「何だったの?」

未来が尋ねる

「遊びに行こうって」

「えーいいな」

「返事したの?」

朝香が尋ねる

「まだ、親に予定あるか聞いてから」

「響也くんが行かないなら未来は別にいいし」

全く、未来は誘われてないでしょうが、あっ、思いだしていた

(俺のこと話してて何とも思わねえの?)

そういうことか……



放課後

「朝香、途中まで一緒に帰ろう」

千波が声かけてきた

「ねえ、今日二人が声かけてきたじゃん、そのことについて朝香は何か知ってるの?」

「千波は勘がいいね、聞かれたの、彼氏がいるか、だからいないって言っただけ」

「どっちに?」

「宇佐美くん、昨日偶然会って聞かれたんだけど、宿泊訓練の時に、私達がもめてたときに杉本くんが千尋のことビシッと言えてかっこいいって、三上くんも千波のこと友達思いだって言ってたって聞いたらしくて……誘うとかは聞いてなかったよ」

「そっか、急だったからびっくりしたの、朝香はいいの?」

「何が?」

「好きなんじゃないの?宇佐美くんのこと、未来に遠慮することないんだよ」

「よく、わからない、自分の気持ちが」

「あたしは宇佐美くんは朝香の事気にしてくれてると思うけど」

「あー、迷惑かけてるよね」

「気にしてないとあんな行動できないよ」

「また気持ちに変化あったら言うよ」

「そう、じゃあまたね」

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