ハウスキーパーはSっ気同級生の豪邸で…
手術当日
「朝香、頑張ってね」
「うん、でもお母さん、頑張るのは先生だよ」
響也……あれからメッセージはくれたけど私は大丈夫としか返せてない、もう、嫌われたかな仕事も遅いみたいだし朝に既読ついてること多いし、また前みたいに遊んで私のことなんかきっと……昨日のグループのメッセージにも一人既読になってないし、響也だけ何も入ってきてないから
涙が出てきた
でも、自分があんな態度とったから自業自得だよね
ストレッチャーで運ばれながら手術室へ……そして全身麻酔で眠りについた
朝香の部屋がノックされた
「はい」
響也が入ってきた
「初めまして宇佐美といいます」
「あなたが宇佐美くん?」
「はい、朝香さんには本当にお世話になってます」
頭を下げる
「こちらこそ、バイト辞めてしまってごめんなさいね」
「いえ、それは仕方ないですから、それに俺達付き合ってるんでこれからは彼女として来てもらいます」
「あら、じゃあこれからもよろしくね」
「はい、あの……終業式の日に友達と遊んで、うちに来てから何か泣き出して不安になったみたいで俺がなぐさめることいったら帰ってしまったんです……それから俺も仕事詰まってて忙しくて、でも少しそっとしておいたほうがいいのかなと思って会ってないんです」
「そう、元気はなかったわ、そういうことだったのね」
「やっぱり何か傷つけること言ったんっすかね」
「あなた、モデルしてるんでしょ?」
「はい」
「モテるでしょ」
「まあ、それなりに、でも朝香とは真面目に」
「あー、そういうことじゃなくて…あの子ねモテる人が苦手というか、タイプとかは別なんだけど、うちが母子家庭っていうのは知ってるかしら」
「はい」
「朝香の父親はかっこよくてモテる人だったのよ、まあ離婚の原因は主人の浮気だったんだけどね、家ではいいパパだったのよ、朝香が泣き虫でねよくパパが側にいるから泣くなとか、朝香にはパパがついてるからってよくなぐさめていたの」
「あっ、それ泣いた時に言いました」
「きっと久しぶりに泣いたら余計に不安で父親を思い出したんじゃないかしら」
「そうかもです」
「あなたのせいじゃないわよ、気にしないで」
「でも、朝香が家に来てくれるようになってから俺は真面目になったんです」
「朝香が悪いのよ、みんな、格好いい人が浮気するわけではないのにね、自分もちやっかりイケメンと付き合って」
「お父さんとは会ってるんですか?」
「今はもう会ってないわ、転勤で県外にいってから全然よ」