無愛想な同期の甘やかな恋情
『お前の夢を、俺は今よりもっと膨らませて、大きくしてやれる』
途端に、ドクッと沸くような音を立てて、胸が弾んだ。
一気に加速する拍動で、身体中隅々まで血流が行き渡る。
体温が一度くらい跳ね上がった気がした。
穂高君は、『魔法使い』なんて言葉を使った私を『リリカル』だとからかったけれど、私が語った夢を笑いはしなかった。
あの時のまっすぐな彼の目を思い出し、胸がきゅんと疼く。
自分のそんな反応に戸惑い、私は無意識に胸元に手を当て、ギュッと握りしめた。
それが、視界の端に映ったのか。
「それより、冴島さん。食べないの? 時間なくなるよ」
間中さんが、私の手つかずの冷やしたぬきうどんに目を遣る。
私はハッとして一度彼に正面から目を向け、小さく唇を動かして「はい」と返事をした。
やっぱり食欲はないけれど、のろのろと箸を手に持つ。
食事を進める間、沈黙が続くのを避けるように、私は思い切って口を開いた。
「今日は……お一人なんですね」
「え?」
最初に間中さんに声をかけられた時に、言うべきだった言葉。
ずいぶんとタイミングを外し、今さらな声かけになってしまい、間中さんもきょとんとした目を私に向けてくる。
途端に、ドクッと沸くような音を立てて、胸が弾んだ。
一気に加速する拍動で、身体中隅々まで血流が行き渡る。
体温が一度くらい跳ね上がった気がした。
穂高君は、『魔法使い』なんて言葉を使った私を『リリカル』だとからかったけれど、私が語った夢を笑いはしなかった。
あの時のまっすぐな彼の目を思い出し、胸がきゅんと疼く。
自分のそんな反応に戸惑い、私は無意識に胸元に手を当て、ギュッと握りしめた。
それが、視界の端に映ったのか。
「それより、冴島さん。食べないの? 時間なくなるよ」
間中さんが、私の手つかずの冷やしたぬきうどんに目を遣る。
私はハッとして一度彼に正面から目を向け、小さく唇を動かして「はい」と返事をした。
やっぱり食欲はないけれど、のろのろと箸を手に持つ。
食事を進める間、沈黙が続くのを避けるように、私は思い切って口を開いた。
「今日は……お一人なんですね」
「え?」
最初に間中さんに声をかけられた時に、言うべきだった言葉。
ずいぶんとタイミングを外し、今さらな声かけになってしまい、間中さんもきょとんとした目を私に向けてくる。