無愛想な同期の甘やかな恋情
「っ」
瞬時に背筋に甘い痺れが走り、私は思わず彼の腕に手をかけた。
「ん……、んっ」
いつの間にか絡まり合った舌を動かし、必死に彼に応えようとするだけで、頭の芯が蕩けてとろんとした気分になる。
と、その時――。
「おーい、歩武! お前んとこにあるかな? 貸してほしい薬品があるんだけど」
ドアの方から声がして、私も歩武君もほとんど飛び退くように、お互いから離れた。
「っ、え?」
歩武君が、一瞬間を置いて聞き返しながら、背後に目を遣る。
私も激しく拍動する胸元をぎゅうっと握りしめ、意味もなく明後日の方向に顔を向けた。
「あれ。冴島さん。来てたの」
大きな機械の間からひょこっと顔を出したのは、間中さんだった。
「こ、こんばんは」
私はどぎまぎしながら、彼に挨拶をする。
間中さんは、私と歩武君に交互に視線を向けてから、私にニッコリと微笑みかけた。
「冴島さん、今日決まってるね」
「え? あ、ありがとうございます。今日、これから『AQUA SILK』の出陣式で」
私がそう答えると、間中さんは「そうだった」と、合点した様子で顎を撫でた。
そして、ちらりと歩武君に視線を向ける。
瞬時に背筋に甘い痺れが走り、私は思わず彼の腕に手をかけた。
「ん……、んっ」
いつの間にか絡まり合った舌を動かし、必死に彼に応えようとするだけで、頭の芯が蕩けてとろんとした気分になる。
と、その時――。
「おーい、歩武! お前んとこにあるかな? 貸してほしい薬品があるんだけど」
ドアの方から声がして、私も歩武君もほとんど飛び退くように、お互いから離れた。
「っ、え?」
歩武君が、一瞬間を置いて聞き返しながら、背後に目を遣る。
私も激しく拍動する胸元をぎゅうっと握りしめ、意味もなく明後日の方向に顔を向けた。
「あれ。冴島さん。来てたの」
大きな機械の間からひょこっと顔を出したのは、間中さんだった。
「こ、こんばんは」
私はどぎまぎしながら、彼に挨拶をする。
間中さんは、私と歩武君に交互に視線を向けてから、私にニッコリと微笑みかけた。
「冴島さん、今日決まってるね」
「え? あ、ありがとうございます。今日、これから『AQUA SILK』の出陣式で」
私がそう答えると、間中さんは「そうだった」と、合点した様子で顎を撫でた。
そして、ちらりと歩武君に視線を向ける。