ノンフィクションにご注意を
ブーブー抗議する時雨に、またまた苦笑いの知早。


実は知早は東海林 暁深の事が好きなのだ。


しかし東海林はどうやら年上がタイプらしく、オマケにオレ等は受験生。


まだ6月が始まったばかりとは言えしっかり勉強しなきゃだし…と、知早は悩んでるんだよな。


「お前等、オレだって佐渡の事で悩んでるんだからなっ!自分達だけ不幸だなんて思うなよっ」


「……鈍感って罪だよな、礼於」


「コイツの勘の鋭さは全部勉学の方に行っちゃってるからな」


一方時雨が好きなのは、佐渡 らら。


コイツは片想いのオレと知早とは違って、両想いだ。
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