幼なじみの優しい彼 2
私の意地っ張りな性格を知っている彼は、いつも自分の方から折れてくれるんだ。
申し訳なさそうに彼を見上げると、握っていた手を引かれ、あっという間にその腕の中に閉じ込められた。
「海」
「ヒカリ」
いつもごめんね。海。こんな意地っ張りな彼女で。
だけど、今日は、これだけは私の方からちゃんと言うよ。
「大好きだよ、海」
「ん、ヒカリ、俺も」
チョンって触れるだけの、可愛いキスをして微笑みあった。
「もう、別れるとか言うなよ。ああいうのホントに傷つくんだからな」
思い出したように言って、彼はすねたような顔をする。
「うん、あんなの本心じゃないよ。でも、さっきはごめんね」
「うん。じゃあお詫びにアレして」
「え、また?」
私はちょっと顔を赤らめてキョロキョロあたりを見回す。
化学室にはまだ誰も来ていないことを確かめてから、彼に向き直る。
申し訳なさそうに彼を見上げると、握っていた手を引かれ、あっという間にその腕の中に閉じ込められた。
「海」
「ヒカリ」
いつもごめんね。海。こんな意地っ張りな彼女で。
だけど、今日は、これだけは私の方からちゃんと言うよ。
「大好きだよ、海」
「ん、ヒカリ、俺も」
チョンって触れるだけの、可愛いキスをして微笑みあった。
「もう、別れるとか言うなよ。ああいうのホントに傷つくんだからな」
思い出したように言って、彼はすねたような顔をする。
「うん、あんなの本心じゃないよ。でも、さっきはごめんね」
「うん。じゃあお詫びにアレして」
「え、また?」
私はちょっと顔を赤らめてキョロキョロあたりを見回す。
化学室にはまだ誰も来ていないことを確かめてから、彼に向き直る。