僧侶とホストと若頭、3つの顔に揺れる恋
「今日は住職に、こっちに泊まると許可もらってきたから、いいんだよ」
あたしたちが騒いでいると、おふくろが奥の部屋から顔を出した。
「静かになさい。奥の間で大事な話をなさっているのですよ」
あたしを始め、居合わせた組員がしゅんとなった。
「部屋をちゃんとして、いつ総長たちが出てこられても恥ずかしくないようになさい。緊張感が足らないのではなくて」
「あいすみません」
金守が皆を代表して詫びた。
「凛子さん、貴女は自分の部屋に行きなさい。稼業に首を突っ込んではなりません」
おふくろの言葉はいちいち、ごもっともで癪にさわるが、仕方なかった。
総長の嫁としての風格と威厳には敵わないと、改めて思う。
和服姿なのも尚、そう感じさせる理由に違いなかった。
あたしたちが騒いでいると、おふくろが奥の部屋から顔を出した。
「静かになさい。奥の間で大事な話をなさっているのですよ」
あたしを始め、居合わせた組員がしゅんとなった。
「部屋をちゃんとして、いつ総長たちが出てこられても恥ずかしくないようになさい。緊張感が足らないのではなくて」
「あいすみません」
金守が皆を代表して詫びた。
「凛子さん、貴女は自分の部屋に行きなさい。稼業に首を突っ込んではなりません」
おふくろの言葉はいちいち、ごもっともで癪にさわるが、仕方なかった。
総長の嫁としての風格と威厳には敵わないと、改めて思う。
和服姿なのも尚、そう感じさせる理由に違いなかった。