【完】浮気という名を心の片隅に
どうしよう…、もう顔合わせられないよ…!

私は、走って逃げているが、背後から佐久間

くんが追いかけてきた。

「なんで、追いかけて来るのよー!」

「だって、花依さんが逃げるからでしょ

ー!?」

私達は、大学内を一周したようなそのくらい

走り続けた。

でも、私は早々に追いつかれ、走りすぎても

う動けなかった。

「追いつきましたよ…!なんで、逃げるん

ですか…!?」

「はぁ…はっ…ぁ……はぁ…っ…!もう…、走り

すぎて…げん…か……い…!」

私は、息切れがひどく一生分走ったかの様だ

った。

「じゃあ、俺の質問だけYESかNOで答えて

ください。」

私は、早くこの場から去りたくて必死に上下

頷く。
 「花依さんがさっき言ってくれた言葉、あ

れって……、俺の事好きになったってことで

すよね?」
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