白雨の騎士

「そういえば、この王宮内に魔法使いがいると聞いたのですが。」

キースの言葉にアリスは振り返った。

「…魔法使いって、シドの事?」


「シド…その人はどこにいますか?」


「さっきあなたをここまで案内した人よ。」


アリスの言葉に、キースは何やら目の色が変わったように見えた。


「…今日の授業はここまでにしましょう。また明日、宜しくお願いします。」

そう言うと、キースは持ってきた本を積み慌ただしく執務室を後にした。


「…どうしたのかしら。」


アリスとソフィアは顔を見合わせた。
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