白雨の騎士

毎週火曜日は謁見が行われる。アリスに一目会いに国中や国外から人々が遥々訪れる。


シドはどうにか間に合い、既に到着していたアンナの隣に行った。


「…シド、どうした?」


「すみません、ローズ様を部屋に送っていました」


「そういえば、キース様の用事は済んだのか?」


謁見の間に入ってきた、アルベルトとキースを見てアンナが言った。


「…はい。」


ふと、キースとローズは兄妹である事にシドは気がついた。

2人ともルーズト家の人間だ。


キース様が明日話したいこととは一体何だろう…


**

謁見が終わるとアリスはふぅと一息ついた。


部屋に戻ろうと席を立つとシドが後ろに付いた。

先程、楽しそうにローズと何を話していたんだろう。

アリスはそんな事を知りたがっている自分に驚き首を横に振った。


< 199 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop