白雨の騎士

オーギストの部屋を後にするとシドとアンナは暫く無言で廊下を歩き続けた。

暫く歩いてアンナは足を止めた。

「…急な話だが、引き受けたからには全うするしかない。シド、一緒に頑張ろう」

アンナの言葉にシドも足を止めて先程オーギストから受け取ったゆりの紋章を見た。


「はい、光栄な事です。アンナ隊長の足を引っ張らないよう頑張ります。」


**

その日の夜シドはなかなか眠れなかった。

ルイのベットは空で、今夜は夜勤のようだ。

何度も寝返りを打ち、そして今日オーギストから言われた事を思い返していた。


アリス様の側近になる… 決まったからには全力で取り組むしかない。




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