白雨の騎士
「あっ、」
王宮の夫人たちに囲まれあれやこれや話しかけられていたアリス。
「アリス様、どうされましたか?」
シドがローズと指切りをしているところを見て思わず声が出てしまった。
「いえ…なんでもありません。。」
最近、シドとローズが話しているところを見ると胸が苦しくなる…
アリスは2人から目を逸らした。
お茶会が終わると、シドとアンナは初めてアリスの執務室へと向かった。
正式にアリスの側室としての仕事が始まる。
部屋にはキースの姿もあった。
「改めて、明日よりアリス様のお側で務めさせていただきます。」
アンナが挨拶をすると、シドも頭を下げた。
アリスは2人をじっと見つめて、立ち上がった。
「…宜しくね。私はあなたたちの力が必要なの。頼りにしているわ。」