偽物の恋をきみにあげる【完】
久しぶりにムーンリバーにも顔を出した。

『月さん、忙しいのかな? 身体に気をつけて、無理しないでね! 待ってるよ』

『南川さん、作品読ませていただきました。先が気になります。更新待ってますね』

『ツッキー、生きてるー?』

『南川様 いつも楽しく拝読させていただいてます。続き楽しみにしております。お忙しいとのこと、お身体ご自愛ください』

全然更新していないのに、たくさんの拍手とコメントが届いていた。

感謝の気持ちしかない。

ペンネームの後ろの「@多忙」を外して、それから、2時間くらいかけてお礼に回った。

そろそろまた、執筆をしよう。


そういえば「世界の終わり」がテーマの小説コンテストが締め切られていた。

『もしも半年後に世界が終わるなら、なにがしたい?』

不意に、コタローくんの言葉を思い出した。

どうか、あなたの世界が終わりませんように。

私とこの子が、待っているから。
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