偽物の恋をきみにあげる【完】
実は私は、相当なお豆腐メンタルだ。
「 面白いんで!」「 読んでください!」と自信を持って堂々と宣伝できる人が、羨ましくて仕方ない。
自分の作品に自信のない私は、実は更新をする度に「大丈夫? これ面白いかな? 」と、内心ビクビクしている。
作品の栞や拍手の数にも一喜一憂する。
だから、こうしてコメントをもらってようやく、「ああ、ちゃんと楽しんでもらえてる」と少し安心できるのだ。
それぞれのコメントに、精一杯の感謝の気持ちを返信して、もう一度時刻を確認した。
夜の11時まで……あと10分だ。
今から執筆する時間はないから、他のクリエイターの小説を読むことにした。
クリエイター同士で作品を読み合うのは、お付き合い的な面が強い。
書いているからには読んでもらいたい、しかしなかなか読んでもらえない。
読まれなさ過ぎて心が折れてしまわないように、親しいクリエイター同士で読み合うのだ。
まあ、拍手数を増やすだとか他の目的もあるが、根本は誰かに読んで欲しいだけ。
読むから読んでよなんて、ずいぶんと寂しいことをしているようだが、実際はそうでもない。
面白い作品に出会えるひとつのきっかけだと、私は思っている。
「 面白いんで!」「 読んでください!」と自信を持って堂々と宣伝できる人が、羨ましくて仕方ない。
自分の作品に自信のない私は、実は更新をする度に「大丈夫? これ面白いかな? 」と、内心ビクビクしている。
作品の栞や拍手の数にも一喜一憂する。
だから、こうしてコメントをもらってようやく、「ああ、ちゃんと楽しんでもらえてる」と少し安心できるのだ。
それぞれのコメントに、精一杯の感謝の気持ちを返信して、もう一度時刻を確認した。
夜の11時まで……あと10分だ。
今から執筆する時間はないから、他のクリエイターの小説を読むことにした。
クリエイター同士で作品を読み合うのは、お付き合い的な面が強い。
書いているからには読んでもらいたい、しかしなかなか読んでもらえない。
読まれなさ過ぎて心が折れてしまわないように、親しいクリエイター同士で読み合うのだ。
まあ、拍手数を増やすだとか他の目的もあるが、根本は誰かに読んで欲しいだけ。
読むから読んでよなんて、ずいぶんと寂しいことをしているようだが、実際はそうでもない。
面白い作品に出会えるひとつのきっかけだと、私は思っている。