偽物の恋をきみにあげる【完】
お気に入りクリエイターの更新情報、その1番上にあるウミちゃんの作品を早速読みに行った。
ウミちゃんこと城崎海ちゃんは、どこかしら私と感性が似ていて、けれど私がうまく言葉にできないことを易々と書いてしまう、羨ましいくらい才能に溢れた人だ。
そんなウミちゃんとは、毎日1日中SNSでお喋りするほど仲がいい。
内容は本当に他愛ないことばかり。
ウミちゃんは発言がいちいちウィットに富んでいて、とにかくハイセンス女子なのだ。
もちろん会ったことはないが、まるで高校の親しいクラスメイトみたいな、気さくな間柄。
でも仲良しである前に、とても尊敬するクリエイターだ。
彼女の作品を読むのは、とてもいい刺激になる。
ウミちゃんの更新数ページを読み終え、マイページに戻った。
さっきは1番上だった彼女の更新情報のすぐ上に、彼の作品『ジオラマオアシス』の更新が通知されている。
『ジオラマオアシス』は、いじめられっ子の少年が自分の作ったジオラマに飲み込まれるという不思議な物語。
ジオラマの中でのさまざまな出会いが、少年を大きく成長させていく。
連載開始から熱心に追いかけている、大好きな作品だ。
最新話を読みたくてウズウズしたものの、やっぱりあとで読むことにした。
ここに更新通知が出たということは、きっと手が空いたということだ。
これから私に連絡をくれるに違いない。
……あ、ほら、来た。
『月さん、こんばんは』
ウミちゃんこと城崎海ちゃんは、どこかしら私と感性が似ていて、けれど私がうまく言葉にできないことを易々と書いてしまう、羨ましいくらい才能に溢れた人だ。
そんなウミちゃんとは、毎日1日中SNSでお喋りするほど仲がいい。
内容は本当に他愛ないことばかり。
ウミちゃんは発言がいちいちウィットに富んでいて、とにかくハイセンス女子なのだ。
もちろん会ったことはないが、まるで高校の親しいクラスメイトみたいな、気さくな間柄。
でも仲良しである前に、とても尊敬するクリエイターだ。
彼女の作品を読むのは、とてもいい刺激になる。
ウミちゃんの更新数ページを読み終え、マイページに戻った。
さっきは1番上だった彼女の更新情報のすぐ上に、彼の作品『ジオラマオアシス』の更新が通知されている。
『ジオラマオアシス』は、いじめられっ子の少年が自分の作ったジオラマに飲み込まれるという不思議な物語。
ジオラマの中でのさまざまな出会いが、少年を大きく成長させていく。
連載開始から熱心に追いかけている、大好きな作品だ。
最新話を読みたくてウズウズしたものの、やっぱりあとで読むことにした。
ここに更新通知が出たということは、きっと手が空いたということだ。
これから私に連絡をくれるに違いない。
……あ、ほら、来た。
『月さん、こんばんは』