偽物の恋をきみにあげる【完】
しかし、DMを送って1分もしない内に、私のメッセージには既読がついた。
『大丈夫ですよ 』
わっ……返事来た!
まさかこんなに早く返信が来ると思わなくて、自分でメールしたくせに驚いてしまった。
「ごめんね、まだ11時じゃないのに」
慌ててキーボードを叩く。
『いえ、今日はたまたま早く帰ったので、暇してたんですよ』
たまたま早く帰った……ああ、そうだったのか。
私は今まで、コタローくんからのメールが夜の11時である理由を、それほど深く考えたことがなかったのだ。
たまたま早く帰った、という言い方はつまり、彼の仕事はいつも帰りが遅い、ということだ。
全然知らなかった。
私はコタローくんについて、まだ全然知らない。
「そっか、よかった。あのね、コタローくん」
『なんですか?』
「コタローくんについて、質問してもいい?」
急にコタローくんのことが知りたくなって、私は思い切って尋ねた。
私達はネットで知り合った間柄なせいか、互いの素性に関する詮索は、今まで無意識に避けていたのだ。
だから、もしかしたら拒否されるかもしれないと思ったけれど、
『答えられる範囲ならいいですよ^^』
コタローくんはすぐにそう返事をくれた。
『大丈夫ですよ 』
わっ……返事来た!
まさかこんなに早く返信が来ると思わなくて、自分でメールしたくせに驚いてしまった。
「ごめんね、まだ11時じゃないのに」
慌ててキーボードを叩く。
『いえ、今日はたまたま早く帰ったので、暇してたんですよ』
たまたま早く帰った……ああ、そうだったのか。
私は今まで、コタローくんからのメールが夜の11時である理由を、それほど深く考えたことがなかったのだ。
たまたま早く帰った、という言い方はつまり、彼の仕事はいつも帰りが遅い、ということだ。
全然知らなかった。
私はコタローくんについて、まだ全然知らない。
「そっか、よかった。あのね、コタローくん」
『なんですか?』
「コタローくんについて、質問してもいい?」
急にコタローくんのことが知りたくなって、私は思い切って尋ねた。
私達はネットで知り合った間柄なせいか、互いの素性に関する詮索は、今まで無意識に避けていたのだ。
だから、もしかしたら拒否されるかもしれないと思ったけれど、
『答えられる範囲ならいいですよ^^』
コタローくんはすぐにそう返事をくれた。