あの日勇気がなかった私たちは~卒業の日~
その後、現在の部長の声かけで私たちは楽器ごとに集まって最後のお別れをすることになった。
「澪先輩!」
同じクラリネットの後輩が私の姿を見て声をかけてくれる。
私の所属していたクラリネットパートは、私と同い年の子が三人、後輩が四人の大所帯だ。
「先輩方、改めて」
「「「ご卒業おめでとうございます」」」
「ありがとう」
「ありがとねー、もう卒業とか実感ないよー」
「ほんとだよー」
「早すぎるよねー」
後輩たちからのお祝いに私たちが口々に返事を返す。
性格も好みも何もかも違う私たちが今までよくやってこれたなと思う。
「そういえば先輩たちは大学でも吹奏楽を続けられるのですか?」
「私は続けるよー」
「私も続ける」
「あたしは野球部のマネージャーしたいんだよねー。だからやらない」
「澪先輩は?」
「私は・・・やらない。吹奏楽は高校でおしまい」
引退したときにそう、決めたから。
「ええ?!澪先輩吹奏楽やめてしまうんですか?」
「え?うん」
後輩の一人が驚いた顔で聞いてきた。
私だけじゃなく、もう一人続けない子がいるのにどうして私にだけ食いつくのだろう。
「澪先輩!」
同じクラリネットの後輩が私の姿を見て声をかけてくれる。
私の所属していたクラリネットパートは、私と同い年の子が三人、後輩が四人の大所帯だ。
「先輩方、改めて」
「「「ご卒業おめでとうございます」」」
「ありがとう」
「ありがとねー、もう卒業とか実感ないよー」
「ほんとだよー」
「早すぎるよねー」
後輩たちからのお祝いに私たちが口々に返事を返す。
性格も好みも何もかも違う私たちが今までよくやってこれたなと思う。
「そういえば先輩たちは大学でも吹奏楽を続けられるのですか?」
「私は続けるよー」
「私も続ける」
「あたしは野球部のマネージャーしたいんだよねー。だからやらない」
「澪先輩は?」
「私は・・・やらない。吹奏楽は高校でおしまい」
引退したときにそう、決めたから。
「ええ?!澪先輩吹奏楽やめてしまうんですか?」
「え?うん」
後輩の一人が驚いた顔で聞いてきた。
私だけじゃなく、もう一人続けない子がいるのにどうして私にだけ食いつくのだろう。