もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜


でも確かに、わかるかもしれない、なんて思う私も私だ。

するとその時、扉が開く音が聞こえてきて。
新しいお客さんが来たようだ。


「いらっしゃいませ」

「あっ、今日は健斗くんいる!」
「今日来て正解だったねー」


入って来たのは、若いふたり組の女性で。

スタイルも良く、いわゆるナイスバディの人で、悪びれもなく健斗に近づいてきた。


「ねぇ、今日は暇なの?」
「話し相手になってよー」

「すいません、毎回言ってますけどバイト中は」

「ほら、硬いこと言って」
「とりあえず案内してよ」


平気で健斗に触れるため、彼の表情がみるみる不機嫌なものへと変わる。

< 136 / 269 >

この作品をシェア

pagetop