もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜
ひとりで勝手に落ち込みながら、あまり長居するのも良くないと思い、私は帰ることにした。
その時にまたお客さんがやってきて。
その人たちも女性で、さらには健斗目当てのようだった。
健斗がそのお客さんの相手をしているうちに、私は立ち上がってオーナーさんのところに行き、お金を支払おうとした。
「お金はいいよ、健斗の彼女というサービスだから。気にしないで?」
「で、でも……」
「健斗、大変そうだろ?
だから唯香ちゃんがここで働けば、健斗に絡むお客様も減ると思うんだよね。
絶対ここで働くっていう交換条件で、今日はもうお金払わなくていいから」
まだ納得のいかない私に、オーナーはそう言った。