もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜
交換条件で、私がここで働けば、健斗に絡む女性が減る?
本当に減るのかな……と不安に思うけれど、減ってくれるように頑張ろうと思った。
だって、私が嫌だ。
健斗のことを好きだから余計に。
「すいません、じゃあお言葉に甘えて……ありがとうございます」
「はいよー。健斗に挨拶しなくていいのか?」
「はい、大丈夫です!」
健斗だって今、忙しそうだし。
店を出る時も、健斗を見れば女性に話しかけられているところでモヤモヤしたけれど。
その気持ちを抑えて、私は外へと出た。
「……よし、帰ろう」
落ち込んだって仕方がない。
恋人のフリに、本当の嫉妬は不必要だし、健斗にとったら迷惑なことだ。