もう、限界だから。〜両片想いの溺愛同盟〜



図書室へ行くと、中に人はいなくて。
健斗とふたりきりの中、先に掃除を始めた。


昼休みはカウンターに立つだけでいいけれど、放課後は掃除をしないといけない。

それが嫌で、昼休みの担当になりたいと言う人が多い中、私と健斗はあえて放課後を選んだ。


私は健斗と少しでも長く一緒に居たいからって理由だけれど、健斗はもちろん同じ理由じゃなくて。

どうやら『昼休みが潰れてほしくない』という理由のようだった。


その理由に対して少し悲しい気もするが、放課後に健斗と一緒にいられるだけでも十分贅沢だと思うべきだろう。



静かな空間の中、私はところどころバラバラになっている本を五十音順に並び替えていた。

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