思いは海の底に沈む【完】
ロケ地はよくファッションショーが行われる施設

エキストラを沢山呼び、ファッションコンテストのカットを撮る





台本を読み直してると柊さんが声をかけてきた



「あの夜のこと、緑川に言った方が良いですよ」

『うん…。そうなんだけど…。そうなっちゃうとSAYZにもスタッフさんにも迷惑になるし…。俺がしっかりしてなかったから』

「今度は本当に傷つけられますよ」

『大丈夫!合間を見つけてジムにも通ってるし』

「柊!柊!スケジュール調整なんだけど、いいかしら?
…あら?湊くんと柊はいつも一緒にいるわね」

「違います。たまたま近くにいただけで…」



ふふっ
あんなに心配してくれてたのに

柊さんは乙羽さんに駆り出されたのでまた台本に集中する







「お?湊?」

「湊じゃん!お疲れ!」

『え?何で』

何故かSAYZのメンバーがいた

ここの近くでコンサートがあるらしい




「あー!朔くん!やっほー♪」

「凛ちゃん♪」


二人はあれからすっかり仲良くなった
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