狼を甘くするためのレシピ〜*
「3D、ホログラム」

「綺麗」

 すぐそばに近づいて、覗き込んだ。

 キラキラと光を放ちながら回る花は大輪の紅い薔薇。

 ふと体温を感じて隣を振り返ると、ケイの顔がある。

 あ、と思った途端、唇を塞がれた。

 ケイの厚い胸を思い切り押して「やめて」と逃れようとしたが、ケイは薄く笑う。

「今更だぞ」
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