狼を甘くするためのレシピ〜*

「そういえばその後、友達はどうした?」

「え?」

 キョトンと蘭々は目を瞬いた。

「ほら、ワンナイトを悩んでいたっていう」

「あ、ああ、その話ね……」

 考え深げにそう言った蘭々は、ぼんやりと夢でも見ているように続けた。

「彼女は……『朝起きて最初に彼を思い浮かべるの。楽しい時も、寂しい時も』そう言ってたわ。どうしたらいいんだろうって」

仁は泣きたくなる気持ちを抑え、笑った。


「蘭々、それはもう、恋だ」
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