狼を甘くするためのレシピ〜*
「彼から連絡は?」
「さあ、わからない。彼が出張してから電源はずっと切ったままだったし、ふたりを見ちゃってからSIMカードも抜いてシュレッダー」
「うわっ。行動力ありすぎだわ。電源切っておいたのはどうしてよ」
「考えたかったの。私がLaLaだってことは、彼はまだ知らない。でも、いつまでも隠しているわけにもいかないでしょ。彼が帰ってきたら、自分がLaLaだって告白するか、それとも今度こそ姿を消すか。覚悟を決めようって」
衣夢はなるほどねぇ、とため息交じりに頷いた。
「で、どんな答えを出していたの?」
「最後に送ったメッセージに書いたのよ『もどってきた時には私はいないかも』って。アキはいないけど、今後は蘭々として、彼と正面から向き合ってちゃんと付き合いたいって思ってた」
「私はいないかもって、普通に考えれば別れの言葉にとれるじゃない。あ、そうそう、そのプレゼントしていたネックレスって、まさか蘭々の店で買ったっていうネックレスなの?」
「そこまでは遠くてわからなかったわ。そうかもしれないし、違うかもしれない」
言うだけ言って喉を潤すように、蘭々はグラスを一気に空ける。
その様子をジッと見つめていた衣夢は、大きく息を吸って、溜息をついた。
「さあ、わからない。彼が出張してから電源はずっと切ったままだったし、ふたりを見ちゃってからSIMカードも抜いてシュレッダー」
「うわっ。行動力ありすぎだわ。電源切っておいたのはどうしてよ」
「考えたかったの。私がLaLaだってことは、彼はまだ知らない。でも、いつまでも隠しているわけにもいかないでしょ。彼が帰ってきたら、自分がLaLaだって告白するか、それとも今度こそ姿を消すか。覚悟を決めようって」
衣夢はなるほどねぇ、とため息交じりに頷いた。
「で、どんな答えを出していたの?」
「最後に送ったメッセージに書いたのよ『もどってきた時には私はいないかも』って。アキはいないけど、今後は蘭々として、彼と正面から向き合ってちゃんと付き合いたいって思ってた」
「私はいないかもって、普通に考えれば別れの言葉にとれるじゃない。あ、そうそう、そのプレゼントしていたネックレスって、まさか蘭々の店で買ったっていうネックレスなの?」
「そこまでは遠くてわからなかったわ。そうかもしれないし、違うかもしれない」
言うだけ言って喉を潤すように、蘭々はグラスを一気に空ける。
その様子をジッと見つめていた衣夢は、大きく息を吸って、溜息をついた。