大嫌いの裏側で恋をする
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「番犬呼んだつもりなかったんだけどな~」
「こいつのミスは俺のミスなんでね。 どうぞ何なりと俺に」
「んな堅苦しい話、しに来たんじゃないんだよ」
課長に呼び出されてから数日。
金曜日の夜。
どこにでもある、チェーン店の居酒屋個室にて。
テーブルを挟んで正面にいるうちの会社の代理店、そこの課長さんである秋田さんが笑ってる。
電話で話せば、いつでも『今日も可愛い声だね』から始まる会話。
初めこそ驚いたものの、今では『お疲れ様です』と、なんら変わらず脳に響くので。
慣れとは恐ろしい。
ダルそうに額に手をやる高瀬さんを見て、小さく胸が痛んだ。