大嫌いの裏側で恋をする
「強気で、細身の女の子、俺大好きなんだよね」
「そ、それは、どうもありがとうございます」
「ドンピシャでしょ、石川ちゃん」
秋田さんの指が、太ももを撫でて。
そのまま中心の隙間に指を差し込もうとする。
「――あの、秋田さん、さすがに……!」
「そこまでにして貰えますかね」
ガラッと勢いよく個室の戸が開かれて、高瀬さんが眉間にシワを寄せて見下ろしてくる。
「高瀬くん、戻ってくるタイミングが野暮だねぇ」
「帰ります、詫びは後日俺が、ちゃんとしますんで」
へえ? と、秋田さんの口が弧を描く。
「女には困ってないんじゃなかったの?」
「全く困ってません。 ただ息の合う相棒で遊ばれんのは、困るんで」