大嫌いの裏側で恋をする


うちの課は、このビルの7階にあって。
東西に分かれて一箇ずつ休憩スペースがあるのだけれど。
片方が喫煙可になっていて。
まぁ実際、利用するのはタバコを吸う人たちばっかりで。

もう片方には自販機と、ちょっとしたスペースしかないし。
利用してる人は少ない。
ミーティングまではいかないけれど、ちょっと静かに話したい時とか、たまに利用するくらいなもんで。

ちょっと身構えちゃうじゃないか。
とか、考え込んでると。

「もう仕事ないんですかぁ? 石川さ〜ん」

なんて、間宮香織が嫌味ったらしく催促してくる。
それならば、と。
山ほど仕事を回すべく、私はハイペースで発注画面に入力し続けたのだった。

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