INFATUATOシンドローム 2



理緒「あははっ!そんなに謝らなくても大丈夫だよ?」


璃夢「でも…凄く失礼なことを言ってしまって…」


茉莉「璃夢ちゃん、気にしないで?男の子だもの。知らなくてもおかしくないわ?」


今の言い方だと男の子 “は” 知らなくてもおかしくないってことだよね?女の子は知ってて普通ってこと?

《こういう時だけ頭の回転が早い》

…………女の子です。ごめんなさい……。


茉莉「お、落ち込まないで!璃夢ちゃん!」


目に見えてショボーンとした私に慰める言葉をかけてくれる優しい茉莉さん

ありがとうございます…。


理緒「ハムスターちゃん、気にしちゃダメだよ?知名度の低い姉貴の会社が悪いんだもん!ねっ?」


茉莉「ホント減らず口が多いわね」


璃夢「そんな!知名度が低いわけないです!ホント、僕が悪いです!」


なんか、私の所為で喧嘩になってる気がする!


茉莉「あぁ…また理緒と阿呆らしいケンカしちゃったじゃないの…はぁ…。もう理緒喋らないで」


理緒「はぁ?なんでそんなことお前に言われなきゃなんないわけ?」


茉莉「………はぁ…」


理緒「なんなのお前?黙るとか何様?」


茉莉「さぁ璃夢ちゃん、入りましょうか?話は入ってからね?」


璃夢「あ、はい!」


理緒「マジムカつくんですけど〜」


うぅ…胡桃先輩が喧嘩腰だからかな?だからケンカしちゃってる空気になるのかな?


璃夢「く、胡桃先輩。行きましょう?」


機嫌を取るのもペットの役目!とりあえず、声をかけてみる。そこから何か機嫌が良くなることを言おう!

………なんだろう?機嫌が良くなることって…考えてなかった……。

この作戦は失敗か…と思っていると



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