INFATUATOシンドローム 2


茉莉「はぁ…それもそうね。ココで喧嘩するのは時間の無駄だし」


理緒「確かに。姉貴と喧嘩するよりハムスターちゃんと話してた方が楽しいし」


ホッ…バチバチが無くなって良かった…。


茉莉「それじゃあ行きますか!」



そして私達は茉莉さんに連れられて大きなビルにやってきた



璃夢「あ、あの。ココが茉莉さんの仕事場ですか?」


デカくない?てっぺん見えないんだけど。

真下にいる人からしたら首が痛い…。でも、中からの眺めは良さそう!


茉莉「そうよ〜。このビルの真ん中辺りから最上階が私の会社!」


真ん中から最上階まで!?えっ!めちゃくちゃあるじゃん!

って…ん?えっ待って?待って?今なんて言った?


璃夢「今、私の会社って言いましたか?」


茉莉「えぇ、言ったけど?」


えっ、えっ!?


理緒「驚いた顔のハムスターちゃんもキュートだね〜!」


茉莉さんの会社ってことは…茉莉さんは…えっと…だから、アレってことだよね?


璃夢「社長さん?」


茉莉「そう!私、【レティ・ドルチェ】の社長やってるの!」


オシャレな名前!ていうか、胡桃先輩のご家族は凄いなぁ…お父さんもお姉さんの茉莉さんも会社の社長さんやってるなんて…


理緒「社長に【さん】付けもイイっ!」


あ、またさん付けしちゃった。………なんでなんだろ?なんかつけたくなっちゃうんだよな…


璃夢「なんの会社なんですか?」


茉莉「へっ!?」


璃夢「えっ?」


理緒「情報に疎いところがまた可愛いっ!」


え、もしかして結構有名な企業だった?ヤバッ!私超失礼だよ!


璃夢「ごめんなさい!ごめんなさい!勉強不足でごめんなさい!!」


失礼なことしました!ごめんなさい!!

心の中でも追加で謝った。

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