INFATUATOシンドローム 2
すると大和さんは表情はそのまま固まった
璃夢「?大和さん?」
どうしたんだろう?ホントに。
大和「…………君って子はァァァァァァ!!」
すると持っていたものを投げ捨て、私の方に来ると肩を掴んで方向転換させられ
ガラガラッ!
ポイッ!
璃夢「えっ?」
バタンッ!
……お風呂場に戻された。
え?…………なんで!!?
大和「ちゃんとお湯に浸かったの!?」
璃夢「………だって…」
大和「だってじゃない!!ちゃんとお風呂浸かって!体洗って!川臭いよ!?」
え!嘘っ!
川臭いと言われて、手っ取り早く濡れている髪の毛を臭ってみると…
璃夢「………川臭い…」
確かにすごく川臭かった。
川臭いのはイヤだったので大人しくお風呂に入ることにした…(2度目)
大和「ったく…荘司に注意されないのかね…」
璃夢「何がですか?」
多分、独り言ぐらいの声の大きさで言ったつもりだと思うけど、結構ちゃんと聞こえたので聞いてみた
しかも荘司さんの名前が出てきたから私に関わってる気がするし
大和「……璃夢ちゃん…」
璃夢「なんでしょう?」
大和「……男の前でタオル一枚はやめましょう」
…………なるほど。だから固まってたんだ。
璃夢「でも」
大和「でもじゃありません!」
璃夢「はいっ!」
うぅ…大和さんに初めて怒鳴られたァ…。私が悪かったのか……な…?
《自覚がないのはタチが悪い》
大和「……に…ても……ね……かったな…」
扉の向こうにいて、小さい声で言っていることもありなんて言っているのかわからない。