INFATUATOシンドローム 2




璃夢「じゃあ」


龍虎「待てと言っている。」


うゆっ。まだ何かあるんですか?


龍虎「アイツに連絡するのか?」


そう私の手にしている紙を指さしながら言った

……アイツって言ってるから…知り合い?


璃夢「連絡手段もないのでしませんよ」


さっきも思ったけど、連絡する用事もないし!


龍虎「じゃあその紙はゴミだな」


璃夢「あー、返しに行った方がいいんでしょうか?」


龍虎「いい。俺が処分しておこう」


………えっと…代わりに返してくれるってことかな?

家に持ち帰っても困るだけだし…捨てるに捨てられないし…


璃夢「それじゃあお願いします」


そう言って私は月城先輩に紙を渡した

今日で2回目の行為だね


璃夢「すみません」


龍虎「そうだな。もう誰に話しかけられても無視することを進める」


璃夢「……そうしますね…。道案内も道教えるだけにします」


龍虎「……特に男から声かけられた時は気をつけろ?常に警戒するんだ」


璃夢「あははっ、分かりました。なんか月城先輩、お父さんみたいです」


荘司さんもそんな感じだもん。まぁ荘司さんはお父さんじゃないけど。



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