INFATUATOシンドローム 2




龍虎「俺はお前の父ではなく兄だけどな」


あ…。また話題を間違えてしまった。

このままだといつものように私が妹だと言うに違いない!


璃夢「そ、それじゃあまた学校で!!」


カランカランッ!!

そう言って私はお店を出た


乱暴にとびら開けてごめんなさい!!


そしてお店から飛び出すと


ドンッ!!

璃夢「にゃっ!」

「きゃっ!」


誰かにぶつかってしまった


璃夢「ごっ、ごめんなさい!」


私はすぐに体勢を立て直し、ぶつかってしまった人に声をかけた

そして私がぶつかってしまった人は…


「もぉ〜いったいわねぇ!気をつけなさいよっ!」


璃夢「レイカさん!」


レイカ「あらぁ?璃夢くんじゃないっ!」


翼のマンションの大家さんだった。


璃夢「レイカさんごめんなさい!怪我はしてないですか?」


尻もちをついてしまったレイカさんに私は手を差し出した


レイカ「あらあらぁ〜ジェントルマンね〜そういう所好きよ〜?」


そう言いながら私の手をとり、立ち上がった


璃夢「ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです」


嫌われるよりも好かれてる方がいいし、ジェントルマンって男の人に対する褒め言葉でしょ?凄く嬉しい!


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