INFATUATOシンドローム 2




龍虎「お前はよく『ゴンちゃんが仲良くしてくれない』って言って泣いていただろ」


ゴンちゃんって……近所の犬じゃん!?確かに、小学2年生のころゴンちゃんが吠えてばっかりで泣いてたけど…なんで知ってるの!?


璃夢「知りません!!そんなことより、僕とタイマ」


龍虎「思い返せば、長い髪を邪魔だと言って引っ張ってたよな…。引っ張ったって長さは変わらないのに…」


そんなことしてた!?小さい頃のことなんて知らないよ!?

てか、月城先輩の妹さん、結構やんちゃだね!?おしとやかだと思ってたけど!


璃夢「だからそんなことより!僕とタイ」


龍虎「全く…髪を切るなんて馬鹿なことを…」


璃夢「もう!!いい加減言わせてくれませんか!?」


なんでさっきから私の言葉を遮って話すかな!?わざとじゃないのかもしれないけどさぁ!


龍虎「……なんだ」


おうっ、いつも通りの返しだね!


璃夢「僕とタイマン張ってください!」


龍虎「……イヤだ」


璃夢「駄々こねないでくださいよ!!」


もうっ!どっちが駄々っ子だよ!



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