INFATUATOシンドローム 2
そして私は三年の教室階まで行き、月城先輩のクラスの扉を勢いよく開けた
ガラガラッ!!!!!!
「ん?璃夢か、どうしたんだ?」
璃夢「あっ!クマ爺!」
なんとそこにはクマ爺、世界史の先生がいた。
璃夢「おはようございます!」
クマ爺「おはよう。HR始まってるぞ?」
クマ爺優しいから怒らないんだよね!だけどガタイがいいし、プロレスラーみたいだからみんな怖がってるんだよね。
ただの優しいおじちゃんなのに。
璃夢「ごめんなさい、クマ爺。月城先輩を借りたいんです」
クマ爺「月城?」
そう言って私は月城先輩の席に近づいた
いつもなら『またか…』と言いたげな表情をするのに、今日の月城先輩は目を見開いたまま動かない
璃夢「月城先輩っ!僕とタイマンは」
龍虎「髪を…切ったのか…?」
あれ〜?最後まで言わせてくれない〜!?
璃夢「そうですよ。というわけで、僕とタイマン」
龍虎「失恋したのか?」
璃夢「へっ?」
月城先輩まで恋愛話持ってくるの?ちょっと意外だったんだけど…。