INFATUATOシンドローム 2
翼「璃夢が負けたら問答無用で転校ってどういうことだよ!」
えー!そんなことまで書き込まれてるの!?しかも、この書き込んだ人よく話聞いてたね!?
そんな細かいところまで書き込む?!
龍虎「そのままの意味だが?」
翼「なんで璃夢が負けたぐらいで転校になんだよ」
龍虎「何言ってる。妹をあるべき居場所に戻すだけだ」
あ、まだ私のことを妹さんだって…。うぅ…わかってくれないかな…妹さんとは別人だって…。
翼「璃夢が負けることはねぇ!けど仮に負けた場合!」
璃夢「翼」
私はその先言葉を続けようとする翼を止めて、意識を私に向けさせた
璃夢「僕は負けないよ?だから、負けることなんて考えないで?」
翼「………そうだな…お前は強い。悪ぃ、お前が負けることは考えてなかった…ただお前が学校から居なくなるなんて…考えられなくて…」
璃夢「ふふっ、嬉しい事言ってくれるね。ありがとう、翼。絶対に負けないからね」
翼「っ、おぅ!」
翼に向かって勝利宣言をすると
雪「……いつも翼ばっかり…」
小さい声で雪くんがそう言っているのが聞こえた。