INFATUATOシンドローム 2
璃夢「それじゃあおウチに帰ろうね!」
「うんっ!」
そして私は男の子を地面におろして、荷物を持った。
すると、荷物を持った反対側の手を男の子が握ってきた
「ぼくのおウチはこっちだよ!」
そう言って手をグイグイと引っ張って、家まで案内してくれた
可愛いなぁ、小さい子は。そして意外と力が強いのね。さすが男の子。
「ココだよ!」
璃夢「近っ!」
まだ20歩も歩いてなくない!?
見てみると、そこはカフェのようで看板には【Cafe Norn】と書いてあった
…………カフェ ノーン?
カランカランッ
「ただいまぁ〜!」
驚く私を他所にお店の中にどんどん進んでいく男の子。
「鉄彪(てとら)おかえりっ!ちゃんと行けた?」
「うん!!」
もしかして、この子の名前はテトラくんって言って、目の前にいる綺麗な女の人はお母さん?
「よかったわぁ…あら?鉄彪、そちらの方は?」
「あのね!すぐそこでね!たすけてくれたの!それで、トロピカルレンジャーくれて、ふくろかしてくれたの!」
「あらあら、そうなの?」
………さすがお母さん。今の脈絡のない言葉を理解できたみたい。