INFATUATOシンドローム 2
「気に入ってもらえてよかった」
鉄彪「これね、らてあーとっていうんだよ?」
璃夢「ラテアートって言うんだ…鉄彪くんは物知りだね!」
鉄彪「そう!ぼくものしりなの!」
『褒めて褒めて〜!』というような表情で私を見上げる鉄彪くん
璃夢「すごいね〜!偉いね〜!」
ホントに可愛く思えてついつい頭を撫で回しちゃう
鉄彪「えっへへ〜」
ふぁっ!もう可愛いっ!
可愛らしい鉄彪くんにメロメロになっていると
「鉄彪〜!買ってきたものは〜?」
奥の部屋から鉄彪くんのお母さんの声が聞こえて、思い出した
そうだ!買い物袋!!
私はカウンターの下に無意識で置いてしまっていたエコバッグを持ち上げ、目の前の男性に渡した
璃夢「すみません!これが鉄彪くんの買ってきたものです!」
「あぁ!これはこれは…鉄彪、エコバッグなんか持ってたか?」
鉄彪「ううん!これ、りんねえちゃんがかしてくれたの!ぼくがころんでふくろやぶっちゃったから…」
「そうだったのか…すみません、エコバッグを貸してくださって…」
璃夢「いえいえっ!気にしないでください」
「鉄彪、これをお母さんのところに持っていきな」
鉄虎「わかった!」
そう言って男性は鉄彪くんにエコバッグを渡し、それを受け取った鉄彪くんはキッチンと思われるところに入っていった