INFATUATOシンドローム 2




「お?なんだ鉄彪。年上のお姉さんのナンパに成功でもしたか?」


すると、カウンターの中の男性が鉄彪くんにそんなことをいった


鉄彪「ちがうよ!おねえさんにおれいするためにつれてきたの!」


「そーいうのをナンパって言うんだよ」

コツンッ

鉄彪「あいたっ」


「あなた、バカやってないでコーヒーをお出しして」


「はいはい。お嬢さん、カフェラテでよろしいですか?」


璃夢「はい!お願いします!」


カフェラテ、月城先輩のバイト先で飲んでから結構好きなんだよね!程よく甘くて苦いから!


鉄彪「ねぇねぇおねえさん!おねえさんは、なまえなんていうの?」


璃夢「私の名前は璃夢だよ」


鉄彪「りん?」


璃夢「ううん、り・む。むだよ」


鉄彪「りん?」


あははっ、小さい子に“ む ”は難しいのかな?


鉄彪「りん…」


璃夢「ふふっ、うん、そうだよ」


鉄彪「りん姉ちゃん!」


はぅあぁ〜!可愛いっ!


「そうかそうか、君は璃夢ちゃんと言うんだね」


そう言った男性はその後、『お待ちどうさま』と言って私の前にマグカップを出した


璃夢「わぁっ!可愛いっ!」


なんとカフェラテの表面にネコちゃんが描かれていたのだ。

すごいすごい!えっ!これどうなってるの!?飲むのもったいない〜!



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