INFATUATOシンドローム 2



昴「なんだ、んなことかよ。つまんねーの」


翼「1回嫌われりゃ大人しくなると思ったんだけどなー」


雪「そうだな。静かになると思ったがな」


などなど…何故か関係の無い3人が言葉をこぼした。

そんな酷い言葉の数々を言われたのに、胡桃先輩は…


理緒「そっか、そっかぁ〜!俺の事を人間的に怖いって思ったわけじゃないんだね〜!よかったぁ〜!」


ホッとしたような顔をして、嬉しそうな声で話す

胡桃先輩は、メンタルってやつが強いんだね!

とりあえず、またお腹空いた〜と言い出すかもしれないので私のおにぎりを一つ。おかずを分けてあげた。

そう言えば『お弁当また作ってよ』って言われた時、翼に口塞がれたんだよね?なんで口塞がれたんだろう?

気になったので、私は翼になんで口を塞いできたのか聞いてみた。


翼「だってお前、『いいよ』とか言おうとしてただろ?」


確かにあの時私は『いいですよ』って言おうとしてた。あんなに質素なお弁当でいいならと思って。

でもなんでわかったんだろう?


翼「ただでさえ疲れる原因が沢山あるのに、余計に疲れるだろ?」


そうかな?お弁当一つぐらい変わらないと思う……いや、そんなことないか…。お買い物に行く頻度が多くなるし…食費も増えちゃう…。




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