INFATUATOシンドローム 2
胡桃先輩の顔が本気だ。言葉もカタコトだし…。
なんか、胡桃先輩がみんなにいじられてるの見るの初めてかも。だって、いつもは逆にいじって遊んでるもんね
なんか新鮮で、面白いかも。
そう思って、有栖先輩と一緒にほのぼのとした空気を醸し出して、鬼ごっこを見ていた
ゾクッ
璃夢「っっ」
すると、いつものように嫌な視線を感じた。
もう、『いつものように』とか思いたくないのに…。
そんなことを思いながら視線を感じた方に目を向けると、屋上から誰かが見ていた。よく目を凝らして見てみると、それは月城先輩に見えた。
璃夢「……月城先輩?」
視線を感じたのは校舎側って言うのは間違いないと思うんだけど…。
でもなんで月城先輩が屋上に?いつも私たちが屋上で食べてる時は一度も来たことが無かったのに…。
……………まさか…いや、違うよ。だって私を妹のように思ってくれてるんだし…。うん、私の勘違いだよね。
色々と考えた末勘違いということにし、お昼休みも終了したので私たちは教室に戻った
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そしてあっという間に放課後。
帰りには荘司さんが車で迎えに来てくれる。だからそれまでに校門に行かなくてはいけない。