冷徹騎士団長の淑女教育
揺れるすずらんを見ていると、アイヴァンにブレスレットをプレゼントされた幼い頃のことを思い出した。あの時の感動がよみがえり、重苦しかった気持ちが紐解くように軽くなっていく。
「……ありがとう、エリック」
「どういたしまして。また来ていい?」
エリックの無邪気な問いかけに、クレアはどう答えたらいいのか分からなくなる。
「君だって、僕と友達になりたいんだろ? 顔にそう書いてある。僕は君を退屈させないよ。いつでもこうやって君の笑顔を引き出してあげる」
自信たっぷりの笑顔でそう告げると、エリックはクレアの答えを待たずに立ち上がった。
「じゃあね。また今度」
それから器用に外壁に足をかけながらあっという間に頂上まで登り、壁向こうへと消えて行った。
「……ありがとう、エリック」
「どういたしまして。また来ていい?」
エリックの無邪気な問いかけに、クレアはどう答えたらいいのか分からなくなる。
「君だって、僕と友達になりたいんだろ? 顔にそう書いてある。僕は君を退屈させないよ。いつでもこうやって君の笑顔を引き出してあげる」
自信たっぷりの笑顔でそう告げると、エリックはクレアの答えを待たずに立ち上がった。
「じゃあね。また今度」
それから器用に外壁に足をかけながらあっという間に頂上まで登り、壁向こうへと消えて行った。