約束~悲しみの先にある景色~
しゃくりあげながら言葉を濁す私を見て、
「あー、無理に返事しなくていいよ。俺もpromise内でそういう感じの人を見てきてるから、何となく分かってるつもり」
トユンさんは、声には出さずに
『大丈夫』
と、口を動かした。
(私、もう大丈夫なんだ………っ)
また、雫が頬を濡らす。
「もー、大丈夫だよ?泣かなくて平気だから。ほら、いい子いい子」
まだ泣き止まない私を見て少し困った様に頭を掻いた彼は、空気を読んだ山口さんが持っていたティッシュを受け取って私に渡した。
「ほら、お目目真っ赤になってるよ?」
私がそれで鼻をかんだのを見届けた彼は、また笑って私を軽く抱き締めた。
「覚えてる?瀬奈ちゃん、ずっと『助けて』って言ってたんだよ。ここから出たそうにしてたから車停めて窓開けたんだけど、少し寒いね。もう閉めよっか」
優しいその口調は、まるで小さい子に向かって話し掛けている様で、それでいて大人っぽくて。
アイドルに抱き締められているなんて光栄過ぎて今すぐ離れたいけれど、彼の体温や伝わる鼓動が、私を安心させてくれているのも事実で。
逆らう事なく彼の胸に顔をうずめたまま黙って頷くと、
「山ちゃん、窓閉めていいよ。あと、もう出発しよう」
彼は、私の頭をゆっくり撫でながら山口さんに指示を出した。
「あー、無理に返事しなくていいよ。俺もpromise内でそういう感じの人を見てきてるから、何となく分かってるつもり」
トユンさんは、声には出さずに
『大丈夫』
と、口を動かした。
(私、もう大丈夫なんだ………っ)
また、雫が頬を濡らす。
「もー、大丈夫だよ?泣かなくて平気だから。ほら、いい子いい子」
まだ泣き止まない私を見て少し困った様に頭を掻いた彼は、空気を読んだ山口さんが持っていたティッシュを受け取って私に渡した。
「ほら、お目目真っ赤になってるよ?」
私がそれで鼻をかんだのを見届けた彼は、また笑って私を軽く抱き締めた。
「覚えてる?瀬奈ちゃん、ずっと『助けて』って言ってたんだよ。ここから出たそうにしてたから車停めて窓開けたんだけど、少し寒いね。もう閉めよっか」
優しいその口調は、まるで小さい子に向かって話し掛けている様で、それでいて大人っぽくて。
アイドルに抱き締められているなんて光栄過ぎて今すぐ離れたいけれど、彼の体温や伝わる鼓動が、私を安心させてくれているのも事実で。
逆らう事なく彼の胸に顔をうずめたまま黙って頷くと、
「山ちゃん、窓閉めていいよ。あと、もう出発しよう」
彼は、私の頭をゆっくり撫でながら山口さんに指示を出した。