殺戮合宿〜モンスター〜
「あたしのわがままで……一緒にいてくれてありがとう」


祐里はそう言い、ほほ笑む。


その笑顔は今にも消えてしまいそうだ。


「祐里。大丈夫だから、きっと助かるから」


俊和が懸命に声をかける。


しかし、俊和の頬に触れていた祐里の手がダラリと垂れ下がった。


開いていた目が閉じられ、胸が大きく上下したと思ったら、その動きが止まった。


「祐里? おい、祐里!!」


俊和が祐里の体を激しく揺さぶるが、祐里は目を開かない。


そんな……!!


あたしは手を口に当てて後ずさりをした。


祐里が死ぬなんて、そんなことあるはずない……!


そう思って頭を振ってみても、目の前の光景は消えてくれない。
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