もののけ会社と甘いキス。

「おや?息子が晴れて結ばれたんだ。
親なら祝福して当然だろう」

会長は、クスッと笑った。

「何が親としてだ!?ふざけるな。
あんたは、妖怪の繁栄のためだと言いながら
響を傷つけようとした。
俺は、許さないし、親父のようにならない。
絶対にだ!」

社長……?

すると会長は、クスクスと笑ってきた。

「あぁ、いい心掛けだ。
蓮……お前は、もっと素直になるべきだ。
純粋で、けして曲げない意思の強いところは、
百合子に似ている」

「はぁっ?……母さんに?」

えっ……?社長のお母様?

私もその言葉に驚いた。

「一応……勘違いをされたくないから
言っておくけど。
百合子は、私の最愛の妻だ。
私でも……敵わないぐらいの聡明で強い女だった」

えっ!?

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