かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
「ごめんなさい、バーでお酒を飲んでいた記憶はあるんですが、その後は……」

私は泥酔して記憶をなくし、気がつけば服に乱れもないまま朝を迎えていた。

颯志くんはフッと苦笑し「だろうな」と嘆息する。

「泥酔した瑠莉を、バーからベッドの上まで運んで、そのまま抱こうとした。もちろん、瑠莉が寝てしまったからあきらめたけどな」

「っ!?」

颯志くんのカミングアウトに耳を疑う。

あの夜、本当に抱いてくれるつもりだったんだ……。

私はてっきり、女性的な魅力を感じてもらえなかったのだと落ち込んでいたのに。

いっそう鼓動を早くする私に、颯志くんはしゃあしゃあと言い放つ。

「一度してしまえば、なんとかなると思ったんだ」

さすがの私もちょっぴり呆れた。
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