かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
顔を離して、代わりに私の頬に触れ、熱い眼差しを落とす。

「確かに昔は、俺にとって瑠莉は妹のような存在だった。だが、今は違う。お前だけを、心の底から愛している。
結婚したいと思えた女性はただひとり、お前だけだ。お前を見ていると、触れたくて、抱きたくて、かきたてられる」

私の上に、颯志くんの大きくてたくましい体が触れる。少し重たいその感触は、心地よくて――。

「――本当は、俺の手でめちゃくちゃにしてやりたいって、ずっと思っていた」

そう掠れた声で囁いて、私を強く抱き竦める。

その声は本物で、やっと愛されているのだという自覚が湧いた。

遅すぎるよ、今さら気づくなんて。

彼はずっと前から、こんなにも私のことを愛してくれていたのに。

鼻と鼻が擦れ合うほどの近距離で、颯志くんは私の体を抱き、その温もりを確かめる。

「瑠莉は俺にとっての『特別』だ。恋人であり、妻であり――今の俺のすべてだ」

「颯志くん……!」
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