かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
颯志くんは十五分くらい車を走らせると、今度は銀座にある有名ブランドショップの駐車場に車を停めた。

すごく高級なこのブランド、おいそれと買えるようなお値段ではないのだけれど――颯志くんの普段の買い物って、こういうお店なの?

私が黙って着いていくと、彼は煌びやかな装飾が施されたハイセンスな売り場を突き進み、アクセサリー売り場で足を止めた。

ショーケースの中を覗くと、今、私がつけているお母さんから借りたネックレスと同じデザインのものが売られていて、私は「あっ」と声を上げた。

値札を見た私は0の数に愕然とする。お母さんってば、こんな高級なものを私に貸してくれてたの? なんだか怖くなって、外したくなってきた。

颯志くんは話しかけてきた店員さんに、いくつかネックレスを見せてくれるように頼んだ。

今つけているものよりもう少し華やかな、若々しいデザインのネックレスがベルベッドの台座に乗せられる。
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