かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
彼はベイエリアをぐるっと回るように車を走らせ、ドライブをさせてくれた。

途中、カフェで休憩を挟みながら、これまで私がどんな勉強をしてきたのか、今どんな仕事をしているか、離れ離れだった六年分の世間話をした。

彼の話はほとんど疑問形で、私がどんな生活をしてきたのか、この先どうするつもりなのか、興味を持ってくれているみたいだった。

でも、自分の話はほとんどしてくれなくて、彼が今なにを考えているのか、私にはさっぱりわからないままだ。

途中、寄り道をしたり景色を眺めたりなんかしていたら、あっという間に時間が経ってしまい、日が沈み始めた頃、私たちは横浜に着いた。

「瑠莉、お腹減ってる?」

そう問いかけられたけれど、お昼にフルコースをしっかり食べてしまったことと、カフェで寄り道をしてケーキセットまでいただいてしまったおかげで、あまりお腹が空いていない。

「……すごく減ってるわけでは……颯志くんはどうですか?」

「俺も、途中結構食べたからな」

そう言ってお腹を押さえるけれど、スタイル抜群の彼のお腹はまったく膨れていないように見える。
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