2度目の忘れられない恋



ガサゴソと音が聞こえる…

これ夢の中ってくらいリアリティーのある音


うたた寝の途中でしっかり寝てしまったことを理解し終え、

空さん来ちゃうじゃん!って、すぐさま起き上がった


「あ、ごめん起こしちゃった?」

時計を見ると、まだ6時半

私の上には毛布がかかっていて、後ろのテーブルに袋からいろんなものを出している空さん


「早かったんですね…じゃなくて!」

急いで空さんの方に向かう


「うわっ、」


「あっぶな…もう、まだ走っちゃ駄目でしょ?笑
大丈夫?」


膝に力が入らない私をぎゅっと支えてくれて、

椅子に座らせてくれる


「はい、ゆっくり喋って?」


「あ、はい…ありがとうございます。家を譲ってくださって、」


「そんなこと?全然いいんだって!」

って、本当に気にしていないようで…


「俺は同じ部屋で良かったんだけどな〜。寂しいな〜笑」


「えぇ、?な、なんかすみません…」


「嘘嘘。笑ごめんね?

同じ部屋で良かったっていうのは本当だよ?でも隣にられるだけで十分嬉しいから」


…この言葉に何人の女の子が落ちることでしょう。


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